【コーチングスキルを徹底解説①】傾聴について詳しく知ろう!

目次

はじめに

こんにちは、プログラミングメンターのクマくんです。

前回は「基本のコーチングスキル5つ」についてご紹介しましたね!

「5つ全部は覚えてないな・・・」

と思った方は、前回の記事をおさらいしてくださいね!

https://hirocorpblog.com/post-665/

さて、今回は基本のコーチングスキル5つのうち

「傾聴」 についてお話ししたいと思います。

つまり、詳細編の第1弾というわけです!

正直、どのスキルからお話ししようかと迷ったのですが、

やっぱり 部下の思いをちゃんと聴けていないと

ゴールも目標も行動も

何も設定できない んですよね・・・(笑)

というわけで、今回は傾聴について

「明日から使える」 をモットーに解説していきますよ!

明日から使えるアクションプラン も提示しますので、

ぜひ最後まで読んでくださいね!

傾聴とは?内容と効果をおさらい!

それでは早速

・傾聴とは何か

・どんなメリットがあるのか

について、さらっとおさらいしておきましょう!

傾聴とは?

傾聴とは、部下の自己表現をサポートするために、部下が語っていることに全集中して聴くことです。

聴く対象は言語・非言語に限らず、部下が語るもの全てを察知しようと努めます。

メリットは?

傾聴には以下のようなメリットがあります。

メリット

・部下が自分の考えをあらためて言語化ことで、新しい気づき等が生まれる

・上司が部下に集中を向けることで、よい関係を築くことができる

傾聴には「レベル」がある!何をすればいいの?

傾聴についておさらいができましたね。

さて、 今回の醍醐味はここからです!

・傾聴のレベルとは何か

・傾聴のレベルを上げるためには何をすればいいのか

・明日からできるアクションプラン

について、解説していきます。

傾聴のレベルとは

前回の記事を読んで

「なるほど、相手の話を真剣に聴けばいいんだね〜」

・・・なんて、思っていませんか?

僕も最初はそう思っていました。

しかし、コーチングをしていく中で

傾聴とは実に奥が深く、そう簡単なものではない と気づきました・・・

傾聴には、意識の方向や集中の度合いによって「レベル」というものが存在します。

これを知っておくだけでも、傾聴の奥深さを感じることができますよ!

順番に見ていきましょう!

レベル1「内的傾聴」

内的傾聴とは、話を聴いてはいるものの、自分に意識が向いている聴き方です。

これは、 自分自身の意識に焦点を当てている状態 とも言えます。

部下が話しているときに

「なるほど、この場合自分だったらどうするかな?」

「そうか、では次はどんな質問をなげようかな?」

と考えてしまったり、

「もっとこうしたらいいよ」

「私はこう思うけどね」

と言ってしまったことはありませんか?

(これすらできない上司がいることも事実ですが・・・)

この聴き方では、

自分の考えたいことや話したいことばかりを優先 してしまうため、

相手の伝えたいことを聞き逃したり適切な質問ができない 恐れがあります。

このレベルの人は、

まずは 相手に意識を向ける ということを徹底しましょう。

自分の思考や感情とは切り離して、聴くことだけに集中してくださいね。

レベル2「集中的傾聴」

集中的傾聴とは、相手の話にしっかりと意識が向いている聴き方です。

レベル1とは異なり、意識のベクトルが完全に相手へ向いています。

「完全」「相手」 という2点が大きなポイントになります ので、ぜひ意識しましょう。

これにより、対話の内容はもちろん、

表情、声、仕草など

非言語のメッセージ も受け止めて

部下の感情を読み取ることができるようになります。

部下との対話への好奇心や集中力が高まり、

「部下は何を考えているんだろう?」

「今の仕草は不安の現れかな?」

「声のトーンが一瞬上がったのは何が原因なのか?」

など相手に注意が向いていると、

レベル2の傾聴ができていると言えるでしょう。

レベル3「全方位的傾聴」

全方位的傾聴とは、自分と相手だけでなく360度すべてに意識が向いている聴き方です。

感覚が研ぎ澄まされ、

五感で捉えられるもの全て を感じ取ります。

つまり、意識を向ける対象は「上司と部下」という人間に限らないということです。

これだけだとスピリチュアルな感じがしますが(笑)、

「雰囲気」や「空気感」と捉えるとわかりやすいでしょう。

「重たい空気」「明るい雰囲気」などとよく言いますよね!

これを直感で感じ取って、部下の言いたいことや

言えないけど思っていることを察知できるのがレベル3です。

このように、傾聴はレベル1~3に分かれています。

レベル3に到達するのは至難の技ですが、徐々に習得していきましょう!

ただし、1点だけ理解しておくべきことがあります。

それは、単純に

「レベル1が劣っていて、レベル3が優れている」

という話ではないということです。

レベル1~3を習得した上で、

適切にコントロールする必要がある ということに注意しましょう。

テクニックを知りたい!

傾聴にはレベルがあるということはわかりましたね!

とはいえ、

「じゃあどんなことをすればレベル3に到達できるのか・・・」

というあなたに

傾聴のテクニックを3つご紹介します!

ペーシング

ペーシングとは、相手の話すペースに同調することです。

・話し方(抑揚、速度、大小)

・状態(空気、雰囲気)

・呼吸(息を吸って吐くリズム)

の3点を集中して観察し、合わせるようにします。

ミラーリング

ミラーリングとは、鏡にように相手と同じ動作を行うことです。

相手の仕草や表情の変化に合わせて、自分も同じことをします。

ただし、

同じタイミングで思いっきりマネをするのは

不自然で逆効果なので気をつけてくださいね。(笑)

あくまでも さりげなく、気づかれない程度に マネをしましょう。

バックトラッキング

バックトラッキングとは、相手の行ったことを反復することです。

「オウム返し」とも言われますね。

こちらは聞いたことがあるのではないでしょうか?

バックトラッキングでも、ミラーリングと同じように

完全にコピーをするのは不適切です。

言葉の一部を抜粋したり、

同じ内容を少し言い換えたりすると効果的です。

このほかにも、傾聴のテクニックは

「あいづち」「アイコンタクト」「要約」「沈黙」など様々です。

気になる方は、ぜひ上記のキーワードで調べてみてください。

明日から使えるアクションプラン

それではいよいよ、アクションプランです。

僕が明日からおすすめしたいアクションはこちら!

アクションプラン

傾聴の前に、5回ゆっくり深呼吸をする

です。

これによって、考え事、雑念、先入観、感情など

ありとあらゆる「自我」をリセットします。

1on1は部下のための時間であり、あなたはそのサポート役 でしたよね。

それを肝に銘じてコーチングをするだけで

意識の方向や集中の度合いが大きく変わってきます。

部下に思いやりを持ち、安心をもたらす聴き方を心がけましょう。

騙されたと思って、ぜひお試しください!

まとめ

今回は傾聴について詳しく解説しました。

【傾聴のレベル】

レベル1「内的傾聴」

レベル2「集中的傾聴」

レベル3「全方位的傾聴」

【傾聴のテクニック】

ペーシング

ミラーリング

バックトラッキング

レベル3への道のりは本当に長いです・・・

その第一歩として

「傾聴前に5回の深呼吸」 、ぜひ明日から使ってくださいね!

次回は「承認」について解説していきますので、お楽しみに〜!

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コーチングを初心者〜中級者におすすめ
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